

2010/01/20
昨夜、Dが所属する事務所の方と、大阪、東京のFCライヴ、および今後のスケジュールについて電話にてお話しました。
前回のブログ、日記でも書いた通り、頭では一刻も早く元気になって、現状のスケジュールを遂行したい思いでいっぱいでした。
ですが今週末、来週末にライヴを控え、100%正常通りに身体が動くかという保証はどこにもありませんでした。
勿論それは仮に今回の件がなかったとしても、どのライヴでも100%の確証はなく、大阪、東京のFCライヴにおきましては、また同じことが起こってしまう可能性が高いというものです。
事務所のYさんが電話口、開口一言目に言ったのは「中止にしましょう」という言葉でした。
そしてその後「無理をして、また倒れてしまってもファンの方もますます心配しますし、人間は機械じゃないので、とにかく今はゆっくり休んで下さい。損害とかそういうことは一切考えないで下さい。今はASAGIさんの体調が一番大事です。今まで無理させてばかりですみませんでした。ASAGIさんがライヴをやると言っても僕は絶対反対です、休んでください」などなど、他にもとても胸に響くことをたくさん言ってくれました。凄く嬉しかったです。
世の中の動きは悲しくも大抵、皆口を揃えて「無理をしてでも働け」というものが多いと思います。
勿論個人的なものではなく、仕事である以上、止まってしまっては回らなくなってしまうので企業側の気持ちもわからなくはないです。
それにプラスして受け身である、働いている側の方の気持ちも理解できます。
双方どちらの気持ちもわかるので、どちらがどうとは言い切ることはできません。
ましてや僕より忙しい人はたくさんいます。
ですが、それでも自分の体調を一番に考慮してくれる人、企業があるのかと思うと、本当に目頭が熱くなりました。
無論、統計をとるわけではないので世の平均というものはわかりませんが、ただおそらく僕は作詞、作曲にかける時間が非常に長いのかもしれません。
人それぞれ作品にかける時間と熱意が比例するものではないのですが、僕はとにかく一曲に対してかなりの時間と精神力を費やしています。
(ひらめき、あっという間にできる場合は例外として。)
それは創作活動をするものとしては、区切りを付けにくい時間でもあるので、時間のかけ方は僕にしかわからないのです。
ですので、誤解のないよう敢えて書かせて頂きますと、事務所やレコード会社が、決して度を超えた無理をさせている、というわけではないということです。
結果、自身のDの楽曲に対する想いが強いばかりに、結局はこうして皆さんにご迷惑とご心配をおかけしてしまうということになり、それらを考えると、どうすることがベストであったのかという疑問もでてきてしまいます。
ですがお恥ずかしながら、今の僕にはただただ謝ることと元気になること以外見つかりません。本当に申し訳ありません。
そういった中、事務所が僕を気遣って「中止」を提案してくれたとはいえ、去る名古屋は勿論、来る大阪、東京での公演には遠方から来てくれる方や、大切な時間とお金を費やして来てくれる方達ばかりです。
これほど切に思って下さるファンの皆さん、関係者の皆さん、メンバー、そしてDにとって、最も良い方法はどうすることなのだろうかと、随分悩みました。
当然僕が元気になり、予定通りライヴを行うことが言わずともベストなのですが、それがままならないとなると、考えられるものは限られてきます。
中止も含め、通常考えられるのは3つに1つ。
可能性にかけて通常通りライヴをするのか、チケットを払い戻しライヴ自体を中止にするのか、はたまた延期とし振替公演をするのか。
でもそれらはどれも僕の中で納得のいくものではありませんでした。
そこで僕は散々悩んだあげく、4つ目の案として事務所のYさんに相談した上で、メンバーにあるお願いをしました。
僕の願い、それは僕抜きで「4人でライヴをしてほしい」ということ。
これは我がDのメンバーに信頼をおいているからこそ託せることなのです。
仮に信用できないメンバーがひとりでもいた場合、この案は浮かびさえしないでしょう。
浮かんだとしても直ぐさまかき消されてしまいます。
僕が言い終わるや否や、Yさんは「ASAGIさんの代わりになれる人なんていません、絶対無理です」と言ってくれました。
Yさんのお気持ちは大変嬉しかったですし、確かに僕はDに全身全霊をかけているので、代理と言えど易々とDのヴォーカルを務められる人がいるとも思いません。
ですが、僕の代わりにヴォーカルを務めることができる唯一の方を、僕は知っているのです。
それは、ファンである皆さん、あなた達です。
僕の代わりに歌ってほしいのです。
Dの曲を心から愛し、愛されている人でなければ、Dの楽曲を心から歌うことはできません。
邪な気持ちで同じ歌詞とメロディを歌っても、それはDの楽曲ではないからです。
大阪と東京でのFCライヴは、メンバー4人と、そして最愛なるあなた達で、どうか無事に成功させて来て下さい。
僕は不在なので、残念ながらその様子を直接自分の瞳に映すことはできませんが、マイクを客席へ向け、全編に渡る録音と録画をしっかりとお願いしました。
それから皆さんの声がよく聴こえるように、同期の歌(ライヴ中流れている、音源と同じ僕が歌うハモリコーラス)も切ってほしいと頼みました。
勿論2日間の様子が今後なにかの形で流通されることはありませんので、ご心配なさらないで下さい。
それらは僕の宝物になるので、記録用であったり、商いに関わるものにするつもりは一切ございません。
おそらく僕が不在のDのライヴは、これが最初で最後になると思います。
2日間のライヴの構成などはすべてメンバー4人、そしてスタッフさん達に託しました。
僕がいなくても、ライヴ当日「Ultimate Lover」である皆さんの心ある歌が重なることによって、きっと素晴らしいライヴになると思います。
自分自身、ひどく無理なお願いをしているとわかりながらも、信頼をおける方々だからこそ委ねたいのです。
メンバーは快く理解に応じてくれ、Yさんも「ASAGIさんがそこまで言うのなら…」と了解を頂くことができました。
皆さんにはすべてを理解してくれとは決して言いません。
ただ、僕はどんな状況にあっても、誰よりも早く今の気持ちを皆さんへ伝えたかった、それだけだけです。
そして今はこれが最善であると信じています。
名古屋のライヴにつきましては、ただただ申し訳ない気持ちでいっぱいです。
残念ながら過ぎ去りし日は、人である僕がどうあがいてもやり直すことができません。
僕もあの日、皆さんの前で歌を歌いたかった、そして心を伝えたかった。
皆さんがどんなにライヴの日を楽しみにしてくれていたかも、すべてではありませんが、痛いほど理解しているつもりです。
そして事務所の方々との話し合ったの結果、悩みに悩み、不本意ではありますが名古屋公演は、振替公演なしのチケット払い戻し、すなわち中止とさせて頂くこととなりました。
振替ライヴをするという意見もあったのですが、ファンの皆さんのご都合もあり、振替日が決まっても断念せざるを得ない方々もたくさんいらっしゃると思います。
また春からの7周年記念アルバムツアーを控えているということや、今後のリリーススケジュール等、色々なことを踏まえ、最終的には中止という結論に至りました。
楽しみにされていたことでしょうに、皆さんの気持ちを踏みにじる結果となってしまい、本当にごめんなさい。
今回はこのようなことになってしまいましたが、いつか近い将来改めて、万全な状態で東名阪でFCライヴをやらせて下さい。
今後も色々な面で至らない点や不備があったりして、皆さんを不安な気持ちにさせてしまったりすることも多々あると思いますが、元気になった暁には精一杯やらせて頂きますので、よろしくお願い致します。
…そしてこれは仮定ではありますが、もし今後、いつかメンバーの身になにか降り掛かることがあったとしても、全力で守ってきたいと思っています。
朽ちることなく何度でも甦ることがDがDである証であり、その領域を侵すものは何人たりとも許されません。
僕は心と身体にDを刻んで生きています。
だから皆さんもどうか記憶の片隅でいいので、留めておいてください。
Dが唯一薔薇と言う名の不滅華であることを。
また、私信となりますが、今回の一件を、前回の日記を目にしてご連絡を下さった関係者の皆さん、本当にありがとうございました。
無事に全快し、皆様方のご期待に添ったライヴや楽曲を、また一緒に創り上げられる日を楽しみにしています。
2010/01/19
ファンの皆さんへ
まずは自分の体調不良のため、昨日のFCライヴが急遽中止になってしまったこと、皆さんにご迷惑をおかけしてしまったことを深くお詫び申し上げます。
昨夜の救急搬送、そして検査の結果といたしましては、過労と心労が重なり、様々な症状を引き起こしている、というものでした。
以前から時折感じることはあったのですが、如何せん頭と心と身体のバランスがうまくとれなくなってきていました。
伝えたい心、歌、やる気は今も誰に負けることなくあるのですが、身体がうまく適応してくれません。
悔しさと申し訳ない思い、自分自身に対して腹立たしい気持ちでいっぱいです。
歌を歌うことも、曲を作ることも大好きです。
お仕事として、音楽を続けられることもすごく有り難いです。
僕にとって、ファンの皆さんも、メンバーのみんなも、関係者の方々も皆大切です。
一刻も早く回復し、また皆さんの前で歌えるようがんばりたいと思います。
それから、メンバーから心のこもったメールを頂きました。
普段メンバーそれぞれが掛け持つ仕事は違えど、それらをみんな一丸となってがんばってくれています。
いつも思っていますが、改めてDで良かったと思いました。
それと、スタッフの皆さんからもあたたかいお言葉を頂き、感謝の気持ちが溢れました。
また、ファンの方々の中でも体調が優れなくなり、倒れこんでしまった方々がいたとお聞きしました。
その後体調は如何でしょうか…。不安が募ります。
皆様方に多大なるご迷惑をおかけ致しまして、なんとお詫びしたらよいのかわかりません。
たくさんの方々にご迷惑をおかけしていることは重々承知なのですが、今後すぐに容態が改善するというものではありません。
こうなってしまった以上、今は心身共に休むべきなのかなとも思いますし、今、自分にできることは速やかに回復することが先決であると思っています。
スケジュールと今後に関しましては、お世話になっている事務所とお話していくことになると思います。
皆さん、本当にごめんなさい。
必ず元気になりますね。


