15/08/03

昨日は無事にマスタリングを終え、これでRECの全行程が終わりました。

MVの編集も終わって、まだジャケ周りの入稿はあるけれど、リリースの準備は順調に進んでいます。

それで昨夜はその慰労会ということで、みんなで食事をしてきたよ。

メンバー全員での食事って、ライヴ後に各地の名産を食べたりはするけれど、東京にいるとどうしても改まって食べに行くことって少ないんだよね。

勿論、お昼や夕飯は一緒に食べるんだけど、仕事の合間だったりするからお弁当だったり、打ち合わせで軽くお茶しつつが多いのかな。

なので、この前のヒロキくんの誕生日の時や昨日みたいに、落ち着いて食事をしながら話し合える機会も、これからはもっとあるほうがいいな~って思いました。

Dを結成して12年...途中、初期にメンバーチェンジはあったけれど、それでもツネが入ってからおおよそ10年の時が流れているんだよね。

僕が以前に組んでいたバンドはどれも平均2年ほどで解散や無期限活動休止したから、そう考えるととても長い時間、共に過ごしてきたんだな。

時間は長いけれど、結成時から今までの間、どの瞬間もすぐに蘇るほど短くも感じる。

その間、色んなことがあったけれど、いつも乗り越えて来られたんだよね。

そんな時、ヒデゾウくんは「Dは見えない何かに守られている気がする...」ってよく言うんだけど(笑)、確かに目に見えない、人にはわからない力もあるかもしれないけれど、適所で道を選んてきたのは僕たちDだからね。

何事に対してもぞんざいにしてきて、いざ困った時だけ誰かに助けを求めても、救いはないと思ってるし、目的地も定まらないまま、迷いながらふらふらとやってきたわけじゃないから。

少しずつだったとしても、確実にこっちだと思える道を選んで進んで来たんだ。

毎年、色んなバンドが結成されて、色んなバンドが解散(または活動休止)していく。

そのバンドが過ごした時間も環境も、そして終わりの理由と瞬間も...

人の人生に同じ道がないのと同じように、バンドも同じバンドはないんだよね。

生きものもまた、無数の細胞によって形成されているし、その細胞も生まれては死に、死んではまた生まれて来る。

広がり続ける宇宙でも、星が生まれ、そして死んで行っている。

今輝いているように見えている星達の光。

でももしかしたらその星は既に死んでいて、僕たちは過去の光を目にしているのかもしれない。

今は闇に伏した星が歌った、何億光年も昔の光の旋律...

そう思うと、世のすべてに永遠がないのだと、改めて感じさせられてしまうね。

生きている中で感じる不安、恐怖、葛藤...

みんなの目に見えているものだけがすべてではないよ。

大人だから、誰かにずっと守ってもらえるわけじゃないし、綺麗事だけでも生きられない。

8/26発売の「ROCK AND READ 061」ではそんな部分にも少し触れています。

夢を見ない人、ずっと夢の中だけに居続ける人、どちらかに偏ってしまっても心が壊れてしまう。

でも本質的な部分を信じることや、夢を見ることが全くできなくなったら、そこで終わってしまうと思うんだ。

戦うには武器がいる。

でも武器だけで永遠に戦い続けることは無謀だよね。

刃は毀れ、体は傷だらけになってしまい、命も落としかねない。

身を守る鎧も必要だし、食事や休息も必要不可欠。

だけどなにより大切なのは同じ志をもった仲間だったり、家族だったり、心の支えとなる者の存在だと思うんだ。

時には本音で話し、共に涙し、だからこそ絆が深まって行くんだと思う。

薄っぺらい関係なら絶対に生まれない情熱がそこには在るし、Dはファミリーなんだ。

何も感じない、何も言わない、何も起こさないままじゃ何も変わらないし、何も伝わらない。

けれど深い闇に初めの一刀を振り下ろすことは勇気が必要。

その刃に死を感じるか、生を感じるかは、その人の捉え方次第だと思う。

でもね、自分の中の一部を犠牲にしなければ、一番大切なDを守れないのなら、いつだってなんだって差し出せるよ。

「In the name of justice」の歌詞にあるように。

「自分自身の意思で立ち上がれる者だけ続け」

強制して作られた仲間なんて、無力で無意味だと知っているから。

みんなの笑顔を守る為に笑顔の面を被るんじゃない。

みんなの笑顔が生まれるように、傷ついても傷ついても戦うんだ。

Dが好きだから。

現実と人生は多面でできているんだから、一面だけを見てその人のすべてを理解することは不可能とも言える。

それでも、だてに長い間一緒に戦ってきたわけじゃない、メンバーのことはメンバーが一番わかり合ってる。

微かな部分だけを見て、僕らの絆を知らない誰かに、さもすべてを理解して把握しているかのように思われるのも、勝手に見えない縄で縛り付けられるのもまっぴらごめんだ。

そんな邪魔なものは切り刻んで捨ててしまえばいい。

自分の理想を植え付けて、それにそぐわなければ簡単に捨ててしまえるような想いなんて愛じゃないから。

愛は育むものだよ。

時間をかけて、少しずつ知っていく。

時を重ねる中で、また新たな発見を見つけられた時、とても嬉しい気持ちになるはず。

一面でしか捉えられない人は小さな夢だけを見たがる。

だけど僕は嘘偽りなく自分というものを楽曲に込めている以上、自分の意見ははっきりと言いたい。

作られた表面上だけのフェイクを見せるのなら、言葉に時間をかける必要はないし、どこかの誰かに上手く美辞麗句を並べさせておけば済むのだから。

1から自分達の手で作って、12年間育ててきた大切なDをただの一時的なショーで終わらせる気はないよ。

Dは僕、それからメンバーそれぞれの人生の一部なんだ。

僕は無論アーティストである、だけど土台を作り上げる事務所の人間でもある。

能面ではなく、人間らしく在りたいだけ。

現実が見たくない人は、自分の捉え方で音楽の部分だけを夢の中で聴いて、ブログや日記を目にする必要はないのかもしれない。

それはそれでも良いと思う。

「音楽」の楽しみ方は自由だし、それを遮る権利は僕にはないしね。

ただ僕らの存在や、その言葉を遮る権利、否定する権利、それは誰にもない。

ASAGI、Ruiza、HIDE-ZOU、Tsunehito、HIROKI。

この5人がいてDだよ。

共に永遠を生きられなくても、永遠を夢見ることができる仲間に出逢えたことは幸せだから、もっともっと互いを信じ合って、一緒に戦いたい。

本当に幸せだと思えるのは、その先に見える景色に心が満たされた状態だと思う。

毎日がスペシャルな「なんでもない日」、それが僕の思う「HAPPY UNBIRTHDAY」だから。

みんなに笑顔が生まれて、僕らにも笑顔が生まれる。

僕らが笑って、またみんなも笑う、笑顔の連鎖。

でもDの園での再び、最初の笑顔を作るのは僕ら自身だと思ってる。

じゃなきゃ、みんなも笑えないよね。

さあ、東名阪ライヴの初日まで一ヶ月を切りました。

メンバーもファンも、心からみんなで笑える日を迎えられるように、みんなで頑張って行くよ!!

Dの薔薇園を守ってくれていたみんな、本当にありがとうね。